23 December 2015

蔓バラの誘引と冬の庭


前住人の置き土産、鉢植えの蔓バラ。
1本に束ねてあったのですが、毎年、黒星病にやられてほとんど花が咲かないので、
風通しが良くなるようにオベリスクに誘引してみることに。


ご覧のように、既にかなり新芽が出ております。
なるべく芽が上を向くように誘引を、と思いつつ、なかなか難しいですねー。


先日植えたバラの苗にもポツポツと芽が出てきています。
この後、気温がガーッと下がったりしても大丈夫なんだろうか? 

ヘレボルス絶賛開花中。写真右の株はすでに種が!

普段は1月下旬から2月頭頃開花するキバナセツブンソウがもう咲き始めました。


森で調達した材料(柊、アイビー、野バラのローズヒップ)でリースを作りました。
実を付けた柊が欲しかったのだけど、まだ花が咲いておりました(柊の花、初めて見た!)

みなさま、楽しいクリスマスを!そして良いお年をお迎えください!

11 December 2015

バラの植え付け

ツレアイという名のサンタクロースから一足早いクリスマス・プレゼントが届きました。


イングリッシュ・ローズの裸苗 3 株です!
どうしても自分で植えてみたくて。。。


早速植え付けました。
左から Desdemona、Carolyn Knight、Queen of Sweden。
Desdemonaは今年の新品種。カタログに鉢植えになっている写真があったので、
鉢を用意していたのですが、苗が思いのほか大きくて急きょ別の鉢を空にしました~。 
3 株とも無事育ちますように!

先月末にぐっと冷え込んだものの、すぐにまた気温が上がって生温かい日が続いている英国南東部。
庭の表情もいつもの冬と少し違うようです。


一番日当たりのいい場所に植わっているツルバラ。
まだチラホラと花が咲いています。
剪定したいのだけど、花が終わるまで放置することに。


11月末までのんびりと咲いていたフクシア。
気温が急激に下がった後、こんな姿に。


いつもは綺麗な色を残したままドライ・フラワーになるアジサイですが、今年は茶色い。
これはこれで良い風情?


楽しみにしていたサフランは開花せず。
日照不足が原因と思われます。。。


アリウムの芽がもう顔を出しています。
いいんだろうか?

21 November 2015

紫蘇の花


先月、友人より紫蘇の苗を譲り受けました。
来年の夏まではもたないだろうし、全部食べちゃおうかなぁ、なんて思っていたら、花が咲きました!
赤紫蘇は花もピンク色なんですね~。
このまま種ができたら、嬉しい♪
 
11月に入っても生温かい日が続いていた英国ですが、本日、初雪が降りました。
気温もぐっと下がって、一気に冬がやってきた模様。
庭の冬支度、ぼちぼち始めなくては。
手始めに今日、ブッドレアの枝を強風で倒れないように短くしました。


ヘレボルスが何株か既に開花していました。
いつもより、花が小さめ。
フクシアと同時に咲くなんて!

6 November 2015

あっという間に。。。

プラムの木にキノコが。
ちょっとナメコっぽくて美味しそう(食べてみる勇気はありませぬが)。

庭の記録を怠っている間に、秋が深まり、この頃では冬の気配が感じられるようになってきました。
とはいえ、今年の11月は例年に比べると暖かくて、まだちらほらと花が咲いている状態ですが。

今さら、ではありますが、9月以降の庭の様子をさらっと記録しておこうと思います。


 種から育てて収穫を楽しみにしていたトマト。
9月の長雨で病気にかかったらしく、悲しい姿に。。。
 大丈夫そうなのは救出して、そのまま食べるのはちと怖かったのでトマト・ソースにしました。

日当たりの悪い庭で南国の野菜を育てるのは無理があるのかも。
来年は英国固有の野菜に焦点を当てるべき?


 などと言いながら、9月の終わり、トマトの跡地にニンニクを植えたんですけどね。
植える前に馬糞堆肥を梳き込んで栄養補給。大きく育ちますように!


 8月の終わりに植えたサフランの芽が出てます。
誤算だったのは近くに植えっぱなしのムスカリの芽が早くも出てきたこと。
ちょっとゴチャコチャしてますが、葉っぱがシュッと細長いのがサフランです。


今年は紅葉が綺麗に色付きました。
特に下の写真右のしだれ紅葉は、これまで散る前に葉が茶色くなってたのに今年は綺麗に赤いままでした♪
 
ぐっと色が濃くなったセダムと今シーズンの終わりを告げる花ネリネ。

最後の力を振り絞って咲いていたバラ。

3日ほど前にチューリップの球根を植えました。
これから来年の春夏に向けて作戦を練ろうと思います。
まずは RHS のシード・スキームの注文受付が始まったので、リストと睨めっこして注文しなくっちゃ!

8 October 2015

フェルブリッグ・ホール


先週末のこと。
ノーフォークにあるナショナル・トラストが管理する邸宅、フェルブリッグ・ホールに行ってきました。


こちらのウォールド・ガーデン、とっても広くて見応え満点。
壁に誘引された梨や林檎がたわわに実っておりました。


まだ結構花が咲いてます。
植栽には、地中海沿岸で見られるようなエキゾチックな植物も取り入れているそう。

セダムのグラデーションが美しい!


アコニタム。秋に咲く品種があるんですね~。


ニンジンの花、でしょうか?かわいらしい♪
奥の建物は鳩小屋。覗いたら、白い鳩がたくさんいました。

この日わたしのハートを鷲掴みにしたのはコチラ。可憐な花もいい感じですけど、葉っぱがステキ。
何ていう植物なんだろう?

さて。お屋敷の中は、「収穫」をテーマにデコレーションされておりました。

庭で摘んできたダリア。見事なアレンジ。

ダイニング・ルームには秋の晩餐の支度が。
ノーフォークはジビエが有名なんだそうで。

キッチンでは大収穫祭が絶賛開催中。


使用人通路を飾るフラワー・アレンジメント。
貴人の生活圏にあったアレンジと比べると素朴だけど、庶民としては、こちらの方が好みかも。

Felbrigg Hall
Felbrigg, Norwich, Norfolk, NR11 8PR
Tel: 01263 837444

21 September 2015

デレク・ジャーマンの庭 【Prospect Cottage, Dungeness】


先週末のこと。
「地の果て」を思わせる荒涼とした海岸が広がるケント州はダンジェネスへ行ってきました。
ここには映画監督、舞台デザイナー、作家、園芸家だったデレク・ジャーマンが暮らしたコテージと彼が作り上げた庭があります。

庭は一般公開されていますが、コテージはプライベートで非公開。
ちょっとお邪魔します、という感じで見学しました。

海岸の漂流物を並べて作ったという庭は、どことなくシュールな感じで、周りの風景にしっくりと馴染んでおりました。 
なんせ、コテージの背後には原子力発電所(上の写真の左上)、眼前に広がるのはこんな↓海岸、というロケーションなんですもの(ダンジェネスの風景は、もうひとつのブログをご参照あれ)。


前庭にあった花。この辺りに自生する植物?かわいい。
 


デレクがここで暮らしていた頃の写真を見ると、当時とさほど変わっていないようです。




 コテージの側壁にあるのは、John Donne の「The Sun Rising」という詩の一節。

Busy old fool, unruly sun,
Why dost thou thus,
Through windows, and through curtains call on us?
Must to thy motions lovers' seasons run?
Saucy pedantic wretch, go chide
Late school boys and sour prentices,
Go tell court huntsmen that the king will ride,
Call country ants to harvest offices,
Love, all alike, no season knows nor clime,
Nor hours, days, months, which are the rags of time.

Thou, sun, art half as happy as we,
In that the world's contracted thus.
Thine age asks ease, and since thy duties be
To warm the world, that's done in warming us.
Shine here to us, and thou art everywhere;
This bed thy center is, these walls, thy sphere.

Prospect Cottage
Dungeness Rd, Romney Marsh, Kent TN29 9NE

1 September 2015

秋の訪れ


秋の訪れを告げる花、シクラメンの開花が始まりました。
 

100年以上前、この辺り一帯が果樹園だった頃から植わっているスモモの木が1本ありまして。
完熟スモモを収穫して、ジャムにしました。
ほとんど砂糖を入れなくてもいいくらい甘い!


収穫が終わったラズベリーを根元まで切りました。
サポートの針金をやりかえたのですが、新しいシュートがそこまで大きくなっていないので、誘引したのは1本のみ。

Aster × frikartii 'Mönch'

昨年の秋に植えたアスター、初開花。

Dahlia 'Wizard of Oz'

 咲くのを今か今かと待ち望んでいたポンポン・ダリア。
上が前庭に植えたもので、下が裏庭に植えたもの。
同じ品種なのに色が全然違っていて面白い!
そもそもカタログによると、うすいピンクの花が咲くはずだったのですが。
芽が出たとたんにナメクジの猛攻にあったダリア。
開花まで育ってくれて感無量。。。ですが、次回はある程度まで室内で育てる予定。

色付き始めたセダムの蕾の上でバッタが休憩してました。