18 October 2017

今年のダリア


Thomas A. Edison

大分寂しくなってきた秋の庭ですが、まだまだダリアが頑張って咲いてくれています。

Succisella Inflexa 'Frosted Pearls'

手前のサクシセラと合わせようと植えた「トマス A エジソン」。
中々芽が出ず、日当たりが微妙なせいかゆーーーっくりと成長。
サクシセラが終わりかけの頃、やっと開花しました~。なぜか花がアチラを向いていますが…。
この写真を撮る前、強風にあおられてバッタリ倒れているのを発見。慌てて支柱を立てたのですが、翌日萎れて哀れな姿に。よく見たら、根元からボッキリ折れておりました(涙)
ダリアは要支柱!

Tsuki yori no shisha

2 年目の「月よりの使者」。
あまり日当たり良好とは言い難い場所で健気に咲いております。

Wizard of Oz

3 年目の「ウィザード・オブ・オズ」。
今年も沢山花を付けてくれました。
シーズン頭よりも最近の方が花の形が良いようです。


物置を覆うようにと植えたバージニア・クリーパーが紅葉しています。 
一昨年植えたのですが、昨年お亡くなりになったと勘違いして奥にボストン・アイビーを植えたんですよね~(屋根の奥にチラっと写っています)。
ジャングル状態になるかもですが、しばらく先そうなので、当分そっと見守ろうと思います。


シーズン終了を告げる花、ネリネが開花。
が、いつもの鉢植えのものは開花せず、庭のあちこちで前住人の置き土産がポコポコ顔を出しています。

来シーズンに向けて、宿根草の移動や株分けを計画中。
まだ土が温かいうちにやらなければ!

16 October 2017

ウィズリーの新しい庭


すでに 1 カ月以上前の話ですが。
ウィズリーのフラワー・ショーへ行って、買い物後にウロウロしていたところ、新しい庭「エキゾチック・ガーデン」がオープンしているのを発見しました。
その名のとおり、エキゾチックな植物たちが満載。

地植えのパイナップル、初めて見ました!

Coreopsis 'Mango Tango'

普段、オレンジ色の花は素通りなのですが、このコレオプシスにはハートを鷲掴みにされました!

Abutilon 'Orange Hot Lava'

Abutilon 'Souvenir de Bonn'

以前、Prham で気になった植物、「アブチロン」というのですね~。
花びらの血管のような模様がステキ。


しかし、この庭、耐寒性の弱い植物は冬にすべて掘り上げるんでしょうか? 
 植物たちが成長してこなれた姿になった頃、また見学に行きたいです。

Pelargonium 'Bird Dancer'

さて。フラワー・ショーでは秋植えの球根をいくつか、ペラゴニウム、多肉 4 株をゲットしました。
こちらのペラゴニウム、 「バード・ダンサー」とは上手いこと名付けましたねぇ。
サーモン・ピンクの花たちが、まさに踊っているようです。


多肉は、昨年悩みに悩んで結局何も買わなかったナーサリーで購入。
多肉コレクション、今後じわじわ増えていく予感がします…。

24 September 2017

ルピナス開花とチェルシー・チョップの成果

Lupinus 'Gallery Blue'

昨秋お迎えしたルピナス。
夏前に花壇にスペースができたので地植えにしました。
今年花が見られるとは思っていなかったのですが、今月頭頃でしょうか、蕾が出てきて花を咲かせてくれました!
成長すると、1株に12個の蕾がつくそう。来年が楽しみです。

Aster × frikartii 'Mönch'

ルピナスの後ろでは 3 年目のアスターが見頃です。
が、右手前に植えてあるエリシマムに根元を覆われちゃってて支柱を立てられず。
地べたを這うようにして咲いております。
花後に移植して、来シーズンはのびのびと咲いて頂きたいです。


秋の庭を彩る花、セダムの蕾が色づいてきました。
5 月末に草丈を 3/2 から 2/1 ほどに切り詰めるチェルシー・チョップを敢行。


ご覧のようにコンパクトにまとまっております!
1 つ 1 つの花の塊がいつもよりも小さいものの、沢山ついているので無問題。
週末に放送された「Gardener's World」で丁度セダムが取り上げられていて、株がとっ散らかるのは土壌の栄養がありすぎるため、とのこと。

The Lark Ascending

恐らく今年最後の開花になりそうなラーク・アセンディング。
1 年目から繰り返し咲いてくれました。

5 September 2017

どこを切り取っても絵になる庭 【Parham】 その 2


センス抜群のポタジェ。
ポタジェって「野菜の脇に花も植えてみました」というものだと思っていたけれど、認識を改めました。

この生垣の剪定、どうするんだろう??

この南瓜の誘引、激しく注目を浴びておりました。


そして、この日のハイライトはこの温室。


温室で育てるようなトロピカルな植物にはあまり興味がなかったのですが、いやいやどうして。
ステキな植物てんこ盛りでした!



こんな寛げる場所があったり。


ビンテージの庭仕事道具たち。

こちらのガーデン、植栽の色や質感の組み合わせ方がストライクゾーンど真ん中、でありました。
別の季節、できれば春や初夏に是非再訪したいです!


Parham House & Gardens
Pulborough, West Sussex RH20 4HS

4 September 2017

どこを切り取っても絵になる庭 【Parham】 その 1


めっきり秋めいてきた英国南東部。
過ぎゆく夏にしがみつくように(笑)、週末、庭巡りへと出かけました。


パラムは 16 世紀に建てられたお屋敷で、広大な敷地によく手入れされた庭園が広がっています。
お屋敷内部も一部公開されていて、一見の価値あり、です。


ライオンに守られた門を通って庭園へ。
この庭へと誘う感じ、いいですねぇ!

足首までふさふさの羽毛に覆われた鶏がウロウロしておりました。



ガーデナーの方が、せっせと花ガラを摘んでいました。

手前のグラス、紫系のツブツブがステキ!


「トライアル」と称して、ダリアとグラジオラス、そしてジニアがだーーーっと植えられていました。
来シーズンに向けて、参考になります。

ダリアをサポートするこの方法、良い!来年試してみよーっと。

長くなったので、次へ続きます。

18 August 2017

8 月の庭

Hydrangea paniculata Little Lime ('Jane')

今年の夏は 6 月に熱波が来た以外は低空飛行のまま。
英国南東部では早くも秋の気配が漂っております。


秋の訪れを告げる花、シクラメンも顔を出しています。


育てるのが簡単、と言われているスイートピー。
三度目(!)の正直で、今年初めて開花に漕ぎつけました。
とは言え、春の初めに芽の出ていないスイートピーのポットを見た義父が、急遽種を送ってくれたのですが(トホホ)。 

Eryngium planum

昨秋お迎えしたエリンギウム。
じわじわと青く染まっています。
沢山花を付けているのですが、1 株だけだと淋しい感じなんですよね~。こぼれ種で増えることを期待しております。


前住人の置き土産、ブッドレア。
マルハナバチに大人気です。
先週の『ガーデナーズ・ワールド』で「花ガラ摘みをすると長く楽しめる」と言っていたので、届く範囲でせっせと摘んでみました。

昨日、球根のカタログが送られてきました。
来シーズンに向けてボチボチ作戦を立てなくては…。

3 August 2017

夏のホットカラー・ガーデン【Loseley Park】


黄色、赤色、オレンジ色は庭に取り入れるのが難しい色だと思っておりました。
この 3 色を入れた途端に庭の洗練度が下がるよね~、と。
が、サリー州は Loseley Park のフラワー・ガーデンで、これがワタクシの偏見であることを嫌と言うほど思い知ったのでした。

Loseley Park 内の Loseley House。
ガイド・ツアーに参加して内部を見学することができます。
1560 年代に建設されたこちらの邸宅、時の女王エリザベス一世を招待しようとしたところ、
「そんな小さな家には滞在できん」
と言われ、彼女に来てもらうために建てられたのだとか。

ウォールド・ガーデンは趣向を変えた 5 つの庭に区切られています。


中でも一番刺激を受けたのが冒頭のフラワー・ガーデン。


この色使い!


訪問した 7 月下旬が見頃かと思ったのですが、季節ごとに楽しめる植栽になっているそう。
是非春の様子も見てみたい。



こちらはホワイト・ガーデン。



5 月から 6 月にかけてが見頃かな、という感じ。


ホワイト・ガーデン、鳩までが純白。


ハーブ・ガーデン。
200 を超えるハーブが植えられています。



キッチン・ガーデン。
手前左はルバーブ。でかい!


インゲン豆でしょうか。
大きく育って赤と白の花を咲かせていました。

謎の植物。ホオズキのような実を付けています。

淡いレモン・イエローのコスモス。欲しい!


こちらのボーダーは、かつて存在したガートルード・ジーキルがデザインしたボーダーを再現したもの。


カスミソウがいい仕事してます。


ウォールド・ガーデンの一角に古い藤の木が誘引されていました。
その下にはアイリスがズラリ。
満開の頃にはさぞ美しいことでしょう。
今回は見頃を過ぎていたローズ・ガーデンの最盛期も見たいし、来年の 5 月に要再訪、です!