英国南西部のたび【Forde Abbey】

さて。英国南西部の庭巡りのたび、最後に訪れたのはフォード・アビー。

900年の歴史を持つお屋敷は、元々シトー修道会の修道士たちが暮らしていたそう。

こちらのガーデン、インスタでフォローしていて是非とも訪ねてみたかったのです！

屋敷の脇にあるお堀（溜池？）沿いのボーダーではダリアが花盛り。

ガーデンの枠組みはフォーマルなのですが、その中で花々が自由奔放に咲いている感じ。

この青いサルビア、いいわぁ…。

  

ウォールド・ガーデンでもダリアが咲き乱れておりました。

午後の遅い時間に行ったので、あっという間に閉園時間に。

後ろ髪引かれまくりながら家路についたのでした。

ここも要再訪、だわ～。

Forde Abbey

https://www.fordeabbey.co.uk/

Chard, Somerset TA20 4LU
Tel: 01460 221290

英国南西部のたび【Hauser & Wirth Somerset】

この旅のハイライトの1つが、このガーデンでした。

世界各国に拠点を持つギャラリーのサマセット支店。

駐車場からギャラリーに入ると、丁度「アレクサンダー・カルダー展」が開催中でした。

モビールを堪能して、庭に出るとこの景色が！

ピエト・オウドルフ氏デザインのガーデンは、印象派の絵画のような美しさ。

余りにもツボすぎて、胸のドキドキが止まりません！

多用されているオーナメンタルグラスが、さまざまな質感や形状の花たちを繋いでいます。

自分の庭に取り入れたいのに中々取り入れられないグラス。

ここで山のようにインスピレーションをもらいました。

丁度ヘッド・ガーデナーの方が作業されていて、気になったプランツの名前を教えてもらいつつ、少しお話ししました。

グラス類は1月に切り戻すそうで、そこから春の芽吹き、夏、秋とドラマチックに変化するそうな。

別の季節に要再訪だー！

Hauser & Wirth Somerset

https://www.hauserwirth.com/locations/10068-hauser-wirth-somerset

Durslade Farm, Dropping Lane, Bruton, Somerset BA10 0NL
Tel: 01749 814 060

秋色の庭

紅葉越しの前庭

11月に入っても気温が15度くらいまで上がったりして、比較的暖かな日が続いている英国南東部。

例年だと、色づいたと思ったらあっという間に散ってしまう落葉樹の葉ですが、今年は長く楽しむことができました。

裏庭の枝垂れ紅葉

この枝垂れ紅葉の葉は、一昨日の激しい雨（と雹！）で散ってしまいましたが。

左上から時計回りに赤スグリ、紫陽花、八重桜、モックオレンジ

今年は紫陽花の紅葉が殊更美しいです…。

デローンとなりながらも花を咲かせているペンステモン。

花付きがイマイチなのは日当たりが良くないせい？

場所を変えるか検討中。

近所の森もすっかり秋色。

先日、秋植えの球根をすべて植えました。

春待ちモードに突入です。

英国南西部のたび【Longleat】

ハッと気づけば、10月も終わり。

すでに2カ月近くも前ですが、英国南西部での庭巡りの続きです。

ロングリートはフォーマルなホットカラー・ガーデンが印象的でした。

お屋敷で飼われていた歴代のペットたちが眠る墓地。

色とりどりのジニアやルドベキアが咲き乱れておりました。

こんな大事にされてペット冥利に尽きますねぇ。

お屋敷正面

こちらロングリートはお屋敷やガーデンよりも「サファリパーク」の方が有名かもしれません。

自宅の敷地内にライオンやキリンを放し飼い、だなんて英国貴族スケールでかいわ～（笑）

今回、サファリパークの方は行かなかったのですが、「蝙蝠の洞窟」に入ってみました。

暗闇をバタバタと飛び回る蝙蝠たちを避けながら歩く、というなかなかスリリングな体験でしたよ（笑）

Longleat

www.longleat.co.uk

Longleat, Warminster, Wiltshire, BA12 7NW
Tel: 01985 844400

英国南西部のたび【Highclere Castle】

今月頭のこと。
英国南西部の歴史的建造物と庭を巡る旅へ出かけました。

最初に向かったのは、ドラマ『ダウントン・アビー』の舞台、ハイクレア城。
ずっと行ってみたかったんですよ～。
上の写真、ドラマのオープニングを意識したのをツレアイに撮ってもらいました（笑）

シークレット・ガーデン

お屋敷へはツアーに参加という形で入ることができます。
部屋ごとにドラマの撮影時の写真が展示してあって、「おぉ、あのシーンはここで撮影したのか」と興味深かったです。

上：ホワイト・ボーダー
下：シークレット・ガーデン

広大な敷地のほとんどが森のようになっていて、ガーデンとして整備されているのはほんのわずか。
だけど、よく手入れされたガーデンでは初秋の花たちが気持ちよさげに咲いておりましたよ。

Highclare Castle

www.highclerecastle.co.uk

Highclere Park, Newbury RG20 9RN

Tel: 01635 253210

今年のダリア 2018

この夏は日照りが続いたせいか、例年より開花が遅かったダリア。

しかも、1つの花が咲くのに時間がかかって、なかなか咲き揃いません。

この後、霜が降りるまで咲き続けてくれるハズなので、期待して見守りたいです。

Dahlia 'Pretty Woman'

7月頭に最初に開花したプリティ・ウーマン。

その名のとおり、小振りの可愛らしいダリアです。

Dahlia 'Thomas A. Edison'

昨年は開花後にバッタリ倒れてしまったトーマス A エジソン。

今年はスクスク成長して大輪の花を咲かせております。

教訓を生かして支柱でバッチリサポートしてます（笑）

Dahlia 'Wizard of Oz'

例年よりものんびり開花中のウィザード・オブ・オズ。

今年は花色がいつもよりピンク寄りです。

相変わらずポンポンが可愛らしい♥

Dahlia 'Creme de Cassis' 

最後に開花したのが今年1年目のクレーム・ド・カシス。

花びらの裏表に色のコントラストがあるのが気に入ってます。

最近では最高気温が20度前後で、例年より暖かい英国南東部。

とは言え、シクラメンが咲き始めて確実に秋の足音が聞こえております。

そして、今年は近所の森のブラックベリーが豊作。

夏の太陽の恵みを浴びまくったお蔭で、大粒で美味しいです♪

廃墟の庭 {Great Comp Garden}

ケント州にあるグレート・コンプ・ガーデンに行って参りました。

今はアパートになっているお屋敷の周りに広がる7エーカーの庭は、点在する遺跡のような廃墟のような建造物と組み合わされて独特な雰囲気。

秋の気配漂う庭。

ダリアやシュウメイギクが花盛りでした。

花や枝葉がダークカラーの植物が沢山使われています。

カッコいい！

ホワイトガーデンはよくありますが、ブラックガーデン、なんてどうでしょう？

ちょっとジャングルな眺め。個人的にめっちゃツボ。

ガーデンに併設の Dyson's Nurseries はサルビアの専門店。

ここで、ガーデニングを始めたての頃に見て以来ずーっと気になっていた Salvia 'Phyllis Fancy' を発見。

小躍りしながら我が庭にお連れしました♪

Great Comp Garden

greatcompgarden.co.uk

Comp Lane Platt Nr Sevenoaks Kent, TN15 8QS United Kingdom

季節ごとの植栽

8月も半ば、ボチボチ来年の作戦を立てる時期がやって来ました。

上の写真は拙庭で一番日当たりの良い一画の今の様子。

種から育てた二コチアナが調子よく咲いています。

手前に何故か成長の止まったのが2株ほどあるのですが（苦笑）

こちらは同じ場所の6月の様子。

バラ、サルビア、カンパニュラが乙女な空間を作り出しています（笑）

そして4月はこんな感じでした。

宿根草と灌木中心の庭なので、あまり変化が付けられないと思っていました。

が、庭仕事5年目にして少し道筋が見えてきた感じ。

春のチューリップから夏の一年草にバトンタッチ、来年もこれで行こうと思います！

次の春はチューリップと一年草のウォールフラワーを合わせてボリュームを出す予定（うまく一緒に咲いてくれれば、ですが）。

日照りの庭

種から育てた二コチアナ ライム・グリーン。
白花の種が混ざっていたのか、奥の下部は白い花が咲いています。

先々週末にひと雨来て、ほっと一息だった英国南東部。

が、その後、相変わらず気温の高いピーカンな日々が続いております。

花が鈴なりの宿根フクシア

42年ぶりの猛暑だそうで、こんなに暑い夏は英国に来て初めて。

とは言え、日本の暑さとは比べものにならないと思いますが。

いつもはギョッとするようなピンク色の紫陽花も開花と同時に色褪せています。

いつも支柱を立て損ねていたアスター。

今年は春に支柱を立てたところ、沢山花を付けてくれました。

Potentilla t. 'Monarch's Velvet'

春にお迎えしたポテンチラ。

小さいながらもパンチのある花を咲かせています。

もともとそうなのか、気候のせいなのか、花は2日ほどで散ってしまいいますが。

水不足で普段にもまして花の小さいキャロリン・ナイト。

が、南国フルーツのような美味しそうな香りは健在です。

先日のニュースによると、このお天気、10月まで続くそうで。

いつもは晴天の少なさに文句を言っておりますが、ここまで晴れが続くと勝手ながら雨が恋しいです～。