14 June 2016

初夏の庭


チェルシーの余韻に浸っている間に、すっかり初夏の装いになっていた我が家の庭。
植物たちの動きに加速度が付いてきましたよ~。
 

満開のタニウツギ。


こちらは斑入りのタニウツギ。
今年はいつもより花数が多くて、全体のピンクの濃淡が見事でした~。

タニウツギの写真は今月頭に撮ったもの。
先々週末から時折やって来た激しい豪雨でほとんど散ってしまいました。。。


同じくウツギの仲間モックオレンジ(セイヨウバイカウツギ)も満開。
こちらはまだ咲いていて、その名のとおりオレンジのような甘い柔らかな香りが漂っています。


3年前に植えた宿根草。
ラベルを紛失して、なんだろう、アザミ?なんて思ってましたが、おそらく Centaurea ‘John Coutts’。
今年はいままでで一番たくさん花を付けてくれました。
すごい勢いで株が広がっているのが気になるところ。


家の前面のクレマチスとツルバラ。
クレマチスは春先に初めて剪定したおかげで、下の方でも花が咲きました。
花後にもう1回剪定すると、また咲くそうなのでやってみよう。


アイリスが見頃。


ジギタリス。
毎年、庭のあちこちで芽を出しているのを適当な場所に植え替えているので、咲くまで色が分からないという。。。
今年は白に紫の斑点があるのが咲きました。カワイイ。
この種を蒔いたら同じ色の花が咲くんだろうか?それとも自然交配されちゃって、全然違う色が咲いたりするのかな? 

3 June 2016

RHS チェルシー・フラワーショー ③ ショー・ガーデン 其の二

The Morgan Stanley Garden for Great Ormond Street Hospital, designed by Chris Beardhshaw

小児専門病院のためにデザインされたガーデン。
このガーデンはチェルシーの後、病院3階の屋上に丸ごと移動するそう。
入院している子供たちはもとより、付き添いのご家族が一時和める場所になりそうですねぇ。


移動先の屋上がビルに囲まれているということで、日陰に強い植物中心の植栽。
これ、我が家の庭も日陰が多のでめっちゃ参考になります。
日陰の植物って地味なのばっかり、なんて思ってたけど、実はこんなに可愛らしいのが沢山あるんですねー。

The Watahan East & West Garden, designed by Yano TEA + Chihori Shibayama

日本から出展のガーデン。
西洋と東洋の出会いがテーマ。


このガーデンの植栽、めっちゃツボ。
この色合いのバーバスカム、多くのガーデンで使われていました。
オレンジ色のカリフォルニア・ポピー(でしょうか?)が何気に良い仕事してますねぇ。


The LG Smart Garden, designed by Hay Joung Hwang

植栽の乙女度が一番高かったガーデン。


白、ピンク、紫、とコテコテの色合わせ。なのにスッキリ洗練されている。お見事!
スカンジナビアなリビング・ダイニングエリアも居心地良さそうです。

The Harrods British Eccentrics Garden, designed by Diamuid Gavin

こちらのガーデン、突然トピアリーや建物の周りの花壇がグルグル回りだして、窓の外のコンテナが上がったり下がったり。
挙句、緑のドアがバーンと開いて中から人(デザイナー?)が出てきて手を振ってました。
なるほど、エキセントリック。。。

建物脇の物置にからくり人形が。

このガーデン、シルバーギルト(金メッキの銀)メダルを受賞したのですが、これまた我々の近くにいたおばさまによると、
「トピアリーが回るときにそばに植えてある植物を擦るのが審査員の気に入らなくてゴールド取れなかったのよ」
だそうです。
それにしてもおばさまたち、こういうゴシップ、どっから仕入れてくるんでしょうねー(笑)

The M&G Garden, designed by Cleve West

ナチュラルな植栽がステキだったガーデン。
デザイナーが若かりし頃を過ごしたエックスムーア国立公園のウッドランドにインスパイアされたデザインだそう。


こちらのガーデンもある程度日陰に強い植物が多く使われているそうで、参考になります。

写真上の小花の組合せ、いいですねぇ。

さて。ショー・ガーデンはこれくらいにして、お次はアルチザン・ガーデンへと参りましょう。