18 August 2017

8 月の庭

Hydrangea paniculata Little Lime ('Jane')

今年の夏は 6 月に熱波が来た以外は低空飛行のまま。
英国南東部では早くも秋の気配が漂っております。


秋の訪れを告げる花、シクラメンも顔を出しています。


育てるのが簡単、と言われているスイートピー。
三度目(!)の正直で、今年初めて開花に漕ぎつけました。
とは言え、春の初めに芽の出ていないスイートピーのポットを見た義父が、急遽種を送ってくれたのですが(トホホ)。 

Eryngium planum

昨秋お迎えしたエリンギウム。
じわじわと青く染まっています。
沢山花を付けているのですが、1 株だけだと淋しい感じなんですよね~。こぼれ種で増えることを期待しております。


前住人の置き土産、ブッドレア。
マルハナバチに大人気です。
先週の『ガーデナーズ・ワールド』で「花ガラ摘みをすると長く楽しめる」と言っていたので、届く範囲でせっせと摘んでみました。

昨日、球根のカタログが送られてきました。
来シーズンに向けてボチボチ作戦を立てなくては…。

3 August 2017

夏のホットカラー・ガーデン【Loseley Park】


黄色、赤色、オレンジ色は庭に取り入れるのが難しい色だと思っておりました。
この 3 色を入れた途端に庭の洗練度が下がるよね~、と。
が、サリー州は Loseley Park のフラワー・ガーデンで、これがワタクシの偏見であることを嫌と言うほど思い知ったのでした。

Loseley Park 内の Loseley House。
ガイド・ツアーに参加して内部を見学することができます。
1560 年代に建設されたこちらの邸宅、時の女王エリザベス一世を招待しようとしたところ、
「そんな小さな家には滞在できん」
と言われ、彼女に来てもらうために建てられたのだとか。

ウォールド・ガーデンは趣向を変えた 5 つの庭に区切られています。


中でも一番刺激を受けたのが冒頭のフラワー・ガーデン。


この色使い!


訪問した 7 月下旬が見頃かと思ったのですが、季節ごとに楽しめる植栽になっているそう。
是非春の様子も見てみたい。



こちらはホワイト・ガーデン。



5 月から 6 月にかけてが見頃かな、という感じ。


ホワイト・ガーデン、鳩までが純白。


ハーブ・ガーデン。
200 を超えるハーブが植えられています。



キッチン・ガーデン。
手前左はルバーブ。でかい!


インゲン豆でしょうか。
大きく育って赤と白の花を咲かせていました。

謎の植物。ホオズキのような実を付けています。

淡いレモン・イエローのコスモス。欲しい!


こちらのボーダーは、かつて存在したガートルード・ジーキルがデザインしたボーダーを再現したもの。


カスミソウがいい仕事してます。


ウォールド・ガーデンの一角に古い藤の木が誘引されていました。
その下にはアイリスがズラリ。
満開の頃にはさぞ美しいことでしょう。
今回は見頃を過ぎていたローズ・ガーデンの最盛期も見たいし、来年の 5 月に要再訪、です!