21 September 2015

デレク・ジャーマンの庭 【Prospect Cottage, Dungeness】


先週末のこと。
「地の果て」を思わせる荒涼とした海岸が広がるケント州はダンジェネスへ行ってきました。
ここには映画監督、舞台デザイナー、作家、園芸家だったデレク・ジャーマンが暮らしたコテージと彼が作り上げた庭があります。

庭は一般公開されていますが、コテージはプライベートで非公開。
ちょっとお邪魔します、という感じで見学しました。

海岸の漂流物を並べて作ったという庭は、どことなくシュールな感じで、周りの風景にしっくりと馴染んでおりました。 
なんせ、コテージの背後には原子力発電所(上の写真の左上)、眼前に広がるのはこんな↓海岸、というロケーションなんですもの(ダンジェネスの風景は、もうひとつのブログをご参照あれ)。


前庭にあった花。この辺りに自生する植物?かわいい。
 


デレクがここで暮らしていた頃の写真を見ると、当時とさほど変わっていないようです。




 コテージの側壁にあるのは、John Donne の「The Sun Rising」という詩の一節。

Busy old fool, unruly sun,
Why dost thou thus,
Through windows, and through curtains call on us?
Must to thy motions lovers' seasons run?
Saucy pedantic wretch, go chide
Late school boys and sour prentices,
Go tell court huntsmen that the king will ride,
Call country ants to harvest offices,
Love, all alike, no season knows nor clime,
Nor hours, days, months, which are the rags of time.

Thou, sun, art half as happy as we,
In that the world's contracted thus.
Thine age asks ease, and since thy duties be
To warm the world, that's done in warming us.
Shine here to us, and thou art everywhere;
This bed thy center is, these walls, thy sphere.

Prospect Cottage
Dungeness Rd, Romney Marsh, Kent TN29 9NE

1 September 2015

秋の訪れ


秋の訪れを告げる花、シクラメンの開花が始まりました。
 

100年以上前、この辺り一帯が果樹園だった頃から植わっているスモモの木が1本ありまして。
完熟スモモを収穫して、ジャムにしました。
ほとんど砂糖を入れなくてもいいくらい甘い!


収穫が終わったラズベリーを根元まで切りました。
サポートの針金をやりかえたのですが、新しいシュートがそこまで大きくなっていないので、誘引したのは1本のみ。

Aster × frikartii 'Mönch'

昨年の秋に植えたアスター、初開花。

Dahlia 'Wizard of Oz'

 咲くのを今か今かと待ち望んでいたポンポン・ダリア。
上が前庭に植えたもので、下が裏庭に植えたもの。
同じ品種なのに色が全然違っていて面白い!
そもそもカタログによると、うすいピンクの花が咲くはずだったのですが。
芽が出たとたんにナメクジの猛攻にあったダリア。
開花まで育ってくれて感無量。。。ですが、次回はある程度まで室内で育てる予定。

色付き始めたセダムの蕾の上でバッタが休憩してました。